2007年10月10日

八重山育ち


八重山育ち
八重山育ち

八重の汐路に囲まれて 緑の島々歌の島・・・

と風光明媚な八重山の景観を描写しながら
八重山乙女を詠う


戦後、作詞伊波南哲、作曲大浜津呂によって生まれた名曲です。

大好きな曲です。

男女打組舞踊として創作し、娘③と踊ったときの写真。

八重山育ち



曲中に八重山の名曲として親しみ深い、

トゥバラーマ、与那国ションカネー、小浜節

の一節が織り込まれているのもこの曲の味わい深いところ。


与那国ションカネー
日本最西端の島与那国で、別れの悲哀、旅立つ人の航海の祈願をうたった
その旋律はひとたび聴けば、心惹かれずにはいられない美しく悲しげなメロディー。

とぅばらーま
トゥバルマともいわれる。
男女の愛、親子の情、望郷の思いなどがうたわれている八重山を代表する名曲。
毎年石垣島では、旧暦の8月13日に「とぅばらーま大会」がおこなわれている。
美しい月の下、その情緒ゆたかな旋律と歌詞には、胸をつかれる。

小浜節
小浜という島の豊かな自然、その美しい情景を褒めうたった曲。
粒よりの稲穂を神へささげようと・・・。



▼山里勇吉先生の八重山育ちが試聴できます▼
八重山育ち試聴





「八重山育ち」は⑩番までありますが、今回創作舞踊で使ったのは
① ② ③ ④ ⑥ ⑩ の歌詞。

それをご紹介いたします。

風景が浮かべばと思いまして・・・。



八重山育ち-

①八重の汐路に囲まれて 緑の島々歌の島 鳩間仲森 走り登り
くばの葉影でヤレ 八重山育ち


②月夜の浜の荒磯で 鳴くや千鳥の恋の歌 出船悲しやションガネー

【※与那国ションガネー節 
波の花さわぎ千鳥もむせび鳴く 与那国の情けすべてが身の情け】

情けあふるるヤレ 八重山育ち


③田草取るなら紅襷(たすき) 燃ゆる思いを色に染め ユンタージラバで語らんせ
いとしクヤマもヤレ 八重山育ち


④星影暗き夜半時 恋の細道トゥバラーマ 切ない思いに身を焦がす

【※トゥバラーマ節
君と二人で通ようた小路 今じゃいばらが縺れて咲くよ】

可愛い美童(みやらび)ヤレ 八重山育ち


⑥歌で名高き大嶽で 見下ろす群下の島々は 黄金の稲穂ユサヽと

【※小浜節
粒美(ちぃぢぃちゅ)らさていどう御初(うふぁちぃ)あぎる】

果報ぬ島だよ 八重山育ち


⑩白雲棚引く於茂登嶽 清き流れの宮良川 尽きぬ情けの花の島
歌と踊りのヤレ 八重山育ち 


ちらしは天草節でした。
八重山育ち




同じカテゴリー(■ 八重山舞踊)の記事

この記事へのコメント
娘を数字分けするなんて、ひどいわ~!
なんちって~!

FROM: 娘③
Posted by しずしず at 2008年09月24日 12:23
八重山育ちという踊りは本当に素敵なおどりですよね!
歌詞をみているだけで、映像がでてきますね。
Posted by ぶーちゃん at 2008年09月24日 12:33
ぶーちゃんさん、コメントどうも有難うございます。
音楽や、芸能文化に触れたときに感動できるのは幸いです。
詩から風景が浮かぶ…、ぶーちゃんさんの感受性が豊かなんだと関心し、
とても嬉しく思います。

「歌と踊りの~ヤ~レ、八重山育ち~」
八重山育ちの私は、歌も踊りも大好きです。
踊りについて、少しずつ書いていければと思っているので
よければまたコメントくださいね。
Posted by さんさん at 2008年09月26日 17:45
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。