古見ぬ浦節・とぅばらーま
古見ぬ浦節・とぅばらーま
与那国へ赴任の途中、嵐にあった役人が
西表の古見に漂着し、村の美しい娘ブナレーマと恋仲になった。
しかし、しょせん結ばれぬ二人。
泣く泣く別れる役人とブナレーマの悲しみを謡ったものだという。
古見の浦の情景と、離別の物語が彩色されて美しくも悲しい詩。
幼い頃、ふるさとで憧れて鑑賞した古見ぬ浦・とぅばらーまを回想し
創作し踊ったときの写真です。
舞台をご覧いただいたお客様から手紙が届きました。
「哀愁を帯びた声で唄われる「古見ぬ浦節」は、報われぬ愛ゆえに
悲しく、人間の情愛をかくも見事に表現されておりましたね。
踊りを見、歌を聞き、僕はひとり「古見ぬ浦」を訪ねてみようという
気持ちになりました。」
という感想をいただきました。(このときの地謡は
仲宗根充先生でした。)
詩や、踊り、芸術を楽しみ深める人生はなんと幸せでしょう・・・と思いました。
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