古見ぬ浦節・とぅばらーま

さん

2007年10月05日 15:33

古見ぬ浦節・とぅばらーま


 与那国へ赴任の途中、嵐にあった役人が
 西表の古見に漂着し、村の美しい娘ブナレーマと恋仲になった。
 しかし、しょせん結ばれぬ二人。

 泣く泣く別れる役人とブナレーマの悲しみを謡ったものだという。



 古見の浦の情景と、離別の物語が彩色されて美しくも悲しい詩。

 幼い頃、ふるさとで憧れて鑑賞した古見ぬ浦・とぅばらーまを回想し
 創作し踊ったときの写真です。


舞台をご覧いただいたお客様から手紙が届きました。

 「哀愁を帯びた声で唄われる「古見ぬ浦節」は、報われぬ愛ゆえに
 悲しく、人間の情愛をかくも見事に表現されておりましたね。
 踊りを見、歌を聞き、僕はひとり「古見ぬ浦」を訪ねてみようという
 気持ちになりました。」
 
という感想をいただきました。(このときの地謡は仲宗根充先生でした。)

詩や、踊り、芸術を楽しみ深める人生はなんと幸せでしょう・・・と思いました。



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